不動産利回り計算機(表面利回り・実質利回り)

年間家賃収入と物件価格を入力するだけで、表面利回りと実質利回りを瞬時に計算。不動産投資の収益性判断に役立つ無料ツールです。

詳しい説明

不動産投資における「利回り」とは、投資した金額に対して1年間でどれだけの収益が得られるかを示す指標です。利回りには大きく分けて「表面利回り」と「実質利回り」の2種類があり、それぞれ異なる目的で使われます。 **表面利回り(グロス利回り)**は、年間家賃収入を物件購入価格で割った最もシンプルな計算式です。`表面利回り(%)= 年間家賃収入 ÷ 物件購入価格 × 100` で求めます。計算が簡単なため物件の広告やポータルサイトでよく表示されますが、経費や購入コストが含まれていないため、実際の収益性を正確に反映しているとは言えません。 **実質利回り(ネット利回り)**は、年間家賃収入から管理費・修繕積立金・固定資産税などの諸経費を差し引いた「純収益」を、物件購入価格に購入時の諸費用を加えた「総投資額」で割って算出します。`実質利回り(%)=(年間家賃収入 − 年間諸経費)÷(物件購入価格 + 購入時諸費用)× 100` という計算式になります。実際に手元に残る収益に近い数値が得られるため、投資判断においてより重要な指標とされています。 年間諸経費には、管理委託費(家賃の5〜10%程度が目安)、建物管理費・修繕積立金(マンションの場合)、固定資産税・都市計画税、火災保険料、入居者募集の広告費などが含まれます。購入時諸費用としては、仲介手数料(物件価格の3%+6万円+消費税が上限)、登記費用、不動産取得税、ローン手数料などが挙げられます。 一般的に、表面利回りは実質利回りよりも高く表示されます。両者の差が大きい場合は、経費負担が重い物件である可能性があります。投資判断の際は表面利回りだけに惑わされず、実質利回りをしっかり確認することが重要です。また、利回りはあくまでも収益性の一側面であり、立地・築年数・空室リスク・将来の修繕コストなども総合的に検討することをおすすめします。

よくある質問

Q. 表面利回りと実質利回りはどちらを重視すべきですか?
A. 投資判断では実質利回りを重視することが基本です。表面利回りは経費が考慮されていないため、実際の手取り収益とは大きく乖離することがあります。物件を比較する際はまず表面利回りで絞り込み、候補物件を詳細に検討する段階で実質利回りを計算するという使い分けが一般的です。
Q. 年間諸経費には何を含めればよいですか?
A. 主な経費としては、管理委託費(賃料収入の5〜10%程度)、マンションの管理費・修繕積立金、固定資産税・都市計画税、火災保険料、入居者募集費用(広告料)、原状回復費用の積立分などが挙げられます。物件の種類や管理形態によって異なるため、実際の費用明細をもとに入力することをおすすめします。
Q. 空室期間はどのように考慮すればよいですか?
A. このツールは満室を前提とした計算を行います。空室リスクを加味したい場合は、年間家賃収入に「稼働率」を掛けて入力してください。例えば、稼働率90%を想定するなら「満室家賃収入 × 0.9」の数値を入力すると、より現実的な利回りを試算できます。
Q. ローン(融資)を使う場合の利回りはどう考えればよいですか?
A. このツールはローンなしの全額自己資金を前提にした利回り計算です。融資を利用する場合は、返済額を経費に加えた「キャッシュフロー(手残り)」の視点も重要になります。実質利回りがローンの借入金利を上回るかどうかが、融資活用の基本的な判断基準の一つとされています。
Q. 利回り何%以上なら良い物件といえますか?
A. 利回りの目安は立地・物件種別・築年数などによって大きく異なるため、一概に「〇%以上が良い」とは言えません。一般的に都心の好立地物件は利回りが低く、地方や築古物件は高くなる傾向があります。利回りだけでなく、空室リスク・将来の資産価値・管理のしやすさなどを総合的に検討することが大切です。

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