腎機能(eGFR)クレアチニン計算機

血清クレアチニン値・年齢・性別からeGFRを簡単に推算。CKD重症度の目安確認に役立つ無料計算ツールです。

詳しい説明

eGFR(推算糸球体濾過量)は、腎臓がどれくらいの量の血液を1分間に濾過できるかを示す指標で、腎機能を評価するために広く使われています。血清クレアチニン値・年齢・性別を組み合わせた計算式によって推算され、日本腎臓学会が定める日本人向けの推算式(CKD-EPI式を日本人向けに改良した式)が一般的に用いられています。 クレアチニンは筋肉でエネルギーが使われる際に生じる代謝産物であり、通常は腎臓の糸球体でほぼ一定量が濾過・排泄されます。腎機能が低下すると血液中にクレアチニンが蓄積し、血清クレアチニン値が上昇します。そのため、血清クレアチニン値はeGFRの計算に欠かせない数値となっています。 このツールで使用している計算式は「194 × クレアチニン値⁻¹·⁰⁹⁴ × 年齢⁻⁰·²⁸⁷ × (女性の場合は × 0.739)」という日本人向けに導出された推算式をもとにしています。同じクレアチニン値でも、年齢が高くなるほど、また女性の場合は筋肉量が少ない傾向があるためeGFRは低く算出される特性があります。 一般的にeGFRが60 mL/分/1.73m²を下回る状態が3か月以上続く場合に慢性腎臓病(CKD)が疑われるとされており、数値が低いほど腎機能が低下していることを示します。ただし、eGFRはあくまでも推算値であり、筋肉量が極端に少ない方・多い方、妊娠中の方、急性の腎障害が疑われる方などでは実際の腎機能と乖離することがあります。 このツールで表示される計算結果はあくまで参考値です。実際の腎機能の評価や治療方針の決定については、必ず医師や医療機関にご相談ください。定期的な健康診断や血液検査の結果と合わせて活用することで、腎機能の経時的な変化を把握する一助となります。

よくある質問

Q. eGFRとクレアチニンはどう違いますか?
A. 血清クレアチニンは血液中に含まれる老廃物の濃度を示す検査値で、腎機能が低下すると上昇します。一方eGFRはそのクレアチニン値に加え、年齢や性別を組み合わせて算出される「腎臓の濾過能力の推算値」です。eGFRの方が個人差を補正しているため、腎機能の評価指標としてより広く用いられています。
Q. 計算結果のeGFRが低く出ましたが、すぐに受診すべきですか?
A. このツールの結果はあくまで参考値です。一時的な脱水や体調不良によってクレアチニン値が一過性に上昇することもあります。結果が気になる場合や、過去の検査値と比べて大きく変化している場合は、医師や医療機関にご相談されることをお勧めします。
Q. なぜ性別によってeGFRの計算結果が異なるのですか?
A. クレアチニンは筋肉の代謝産物であるため、一般的に筋肉量が多い男性は同じ腎機能でも女性よりクレアチニン値が高くなる傾向があります。そのため計算式では女性に補正係数(0.739)を乗じて、この筋肉量の差異を考慮しています。
Q. この計算ツールはどのような方に向いていますか?
A. 健康診断や血液検査でクレアチニン値を確認した方が、自分の腎機能の目安を手軽に把握したい場合に役立ちます。ただし、医療診断の代替にはなりませんので、結果の解釈や治療の判断は必ず医師にご相談ください。
Q. 筋肉量が多いアスリートや少ない高齢者では結果がずれることがありますか?
A. はい、クレアチニン値は筋肉量に大きく影響されるため、筋肉量が著しく多いアスリートではeGFRが実際より低く推算され、逆に筋肉量の少ない高齢者や低栄養の方ではeGFRが実際より高く推算されることがあります。このような場合はシスタチンCを用いた別の推算式が参考にされることもあります。

関連ツール